1. HOME
  2. 青色申告の方法,書類,会計ソフトまとめ

青色申告の方法,書類,会計ソフトまとめ

2014/07/02

65万円控除という大きなメリットがある青色申告のやり方、届け出、必要書類やそれらの保存期間、帳簿などについて徹底解説。オススメの会計ソフトも紹介。

目次

 

青色申告とは?

青色申告とは、事業所得や不動産所得、山林所得を得ている方で、複式簿記という方法で売上や経費を記帳する方に対して、所得金額の計算などについて有利な取り扱い(控除や特別な経費計上を認めるなど)をする確定申告の制度のことです。

青色申告の有利な取り扱いとして、具体的には以下の4つが挙げられます。

 

青色申告特別控除

所得金額から最大で65万円控除されます。

税金は所得金額を元に計算されます。単純にいえば、65万円所得が少ない状態で税金を計算して払うので、税金が安くなります。

 

青色事業専従者給与

通常は家族(事業者と生計を一にしている配偶者やその他の親族)に対する給与を経費として計上することはできませんが、青色申告者は、事前の届出により必要経費として算入することができます。

必要経費として計上すればその分所得を減らすことができ、税金を安く済ませられます。

 

貸倒引当金

売掛金や貸付金など、債権を保有する場合において、その債権が回収できない見込みがある場合(取引先が倒産し、売掛金が回収できそうにない、など)に、その金額について一定額を必要経費として算入することができます。

 

   

青色申告のやり方は?届出などは必要?

青色申告で確定申告を行う場合には、事前に「青色申告承認申請書」を納税地の税務署に提出しておく必要があります。

申請書の提出期限は以下のとおりとなっています。

 

原則

その年の3月15日まで

 

例外1:新規開業の場合

(その年の1月16日以降に開業した場合)

業務を開始した日から2ヶ月以内

 

例外2:相続により業務を承継した場合

  1. 被相続人が白色申告者の場合(その年の1月16日以降に承継した場合)
    ⇛業務を承継した日から2ヶ月以内
  2. 被相続人が青色申告者の場合:死亡の日がその年の1月1日から8月31日の場合
    ⇛死亡の日から4ヶ月以内

 

   

青色申告の必要書類は?

青色申告では、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書B」を税務署に提出するとともに、以下の書類の提出が必要となります。

 

控除の適用に必要な添付書類

具体例として、下記のようなものです。

  • 医療費の領収書
  • 社会保険料控除証明書
  • 生命保険料控除証明書
  • その他etc…

 

所得税青色申告決算書(一般用)

以下の4つで構成されています。

  • 「損益計算書」
  • 「収支等の内訳」
  • 「減価償却費の計算書」
  • 「貸借対照表」

 

なお、上記に加え、提出は必要ではありませんが、以下の書類を作成して保存しておく必要があります。

 

帳簿

  • 「総勘定元帳」
  • 「出納帳」
  • 「売掛帳」
  • 「買掛帳」
  • 「経費帳」
  • 「固定資産台帳」など

 

現金や預金の取引に関する書類

  • 「預金通帳」
  • 「発行・受領した領収書」
  • 「借用書」など

 

その他の取引に関する書類

  • 「発注書」
  • 「請求書」
  • 「納品書」
  • 「見積書」

 

   

青色申告の帳簿の付け方・保存方法など

青色申告では、「複式簿記」と呼ばれる方法で売上や経費を記帳する必要があります。

複式簿記とは、1つ1つの取引を「貸方」と「借方」に分けて記入していく帳簿の付け方のことをいいます。

 

「現金の収支」を中心に記入していく家計簿とは大きく異なるものです。

※家計簿のような帳簿の付け方のことは、「単式簿記」といいます。

 

また、各帳簿や取引の証明書類には保存期間が定められています。

 

7年間保存するもの

  • 確定申告書や所得税青色申告決算書
  • 帳簿(総勘定元帳、出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳など)
  • 現金や預金の取引に関する書類(預金通帳、発行・受領した領収書、借用書など

 

5年間保存するもの

  • その他の取引に関する書類(発注書、請求書、納品書、見積書など)

 

税務調査が入った時に、これら上記の書類が残っていない場合は青色申告を取り消される場合があります。

青色申告が取り消されると、それまでに適用されていた税額控除や経費計上が認められなくなり、追徴課税が来てしまうことがあります。

その年の確定申告が終わっても、書類等は忘れないように保管するようにしましょう。

 

   

青色申告用の会計ソフト

複式簿記による帳簿への記帳や、青色申告決算書の作成、確定申告書Bの作成など、青色申告では少し手間がかかるようにも思われます。

しかし、青色申告用の会計ソフトを利用すると、それにかかる時間や労力を削減することができます。

 

現在販売されているものは簡単に記帳ができるようにナビゲーションが付いているものが多く、その案内に従って操作すれば複式簿記での記帳ができるようになっています。

 

以下に代表的なソフトを挙げますので、会計ソフト選びのご参考にしていただければ幸いです。

  • やよいの青色申告(弥生)
  • みんなの青色申告(ソリマチ)
  • やるぞ!青色申告(リオ)
  • 青色申告らくだ(BSLシステム研究所)
  • ツカエル青色申告(ビズソフト)
  • freee(フリー)