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白色申告の方法,経費,帳簿などまとめ

2014/07/02

目次

 

白色申告とは?

白色申告とは、原則的な確定申告の制度のことです。

青色申告では控除や経費計上の面で様々なメリットが設けられていますが、白色申告ではそのようなものがなかったり、縮小されたりしています。

 

青色申告にはあって、白色申告にはないもの

  • 「青色申告特別控除(最大65万円の控除)」
  • 「貸倒引当金」
  • 「純損失の繰越しと繰戻し」

⇛詳しくは「青色申告の方法まとめ」を参照ください

 

青色申告にも白色申告にもあるが、白色申告の方がメリットが少ないもの

「青色事業専従者給与」・・・配偶者は86万円まで、それ以外の者は50万円までと定められています。

 

ただし、白色申告は、現金の収支を中心に記帳をする、「簡易簿記」という方法で帳簿を付けることができるようになっています。

税額上のメリットはありませんが、手間という意味においては、白色申告の方が青色申告よりも優れているといえます。

 

ですので、事業所得や山林所得からの売上と経費が少ない(今後も大きくなる見込みがない)方は、白色申告で行うメリットも大きいといえます。

逆に、それ以外の方は極力、青色申告で行う方が総合的なメリットが大きいといえるでしょう。

 

   

白色申告時の経費計上

白色申告時の必要経費となるものについてですが、基本的に青色申告と変わりありません。

事業を進める中で必要となった経費について、抜け漏れなく(また、多すぎることなく)計上していきます。

また、経費として計上したものの領収書やレシートは、7年間保存する必要があります。

 

白色申告と青色申告で経費の取り扱いが異なるものは以下のとおりです。

  • 配偶者やその他の親族など、生計を一にする家族を従業員として雇用した場合に、白色申告は計上できる上限の金額に制限があります。(配偶者は86万円まで、その他の親族は50万円まで。)
  • 貸倒引当金は、白色申告では計上できません。
  • 10万円以上30万円未満の資産を取得した場合に、白色申告では取得した年に全額を経費として計上できません。

 

   

白色申告の帳簿

白色申告の場合、青色申告とは異なり「複式簿記」での帳簿は不要です。

家計簿を付けるように、現金や商品の出し入れについて記録をしていきましょう。

 

記録内容として基本的には、

  • 個々の取引の年月日
  • 個々の取引の取引先
  • 個々の取引の金額
  • 日々の売上の合計金額

が求められます。

 

形式などが定められている訳ではなく、上記の記録内容が明確に分かる形であれば、どのようなものを利用してもかまいません。

大半の方にとっては、PCを利用する方法が最も手軽で早いと思われますが、PCを使えない(使うのが苦手)な方は、「簡易帳簿」を購入して手書きで行うことも可能です。

(ただし、手書きで帳簿を付けるのはとても大変です。できる限りPCを利用して行われることをオススメ致します。)

 

   

白色申告の用紙・提出書類は?

白色申告では、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書B」を税務署に提出するとともに、以下の書類を提出します。

収支内訳書(一般用)

控除の適用に必要な添付書類

  • 医療費の領収書
  • 社会保険料控除証明書
  • 生命保険料控除証明書など

 

手順としては、

  1. 1年間付けてきた帳簿をから、年間の売上高や各経費を集計して、収支内訳書に記載していきます。
    (収支内訳書への記載が完了した段階で、所得(売上から経費を差し引いた金額)が出てきます。)
  2. 所得税及び復興特別所得税の確定申告書Bに、売上や所得の金額を記入していきます。収支内訳書に記載された金額を写しましょう。また、社会保険や生命保険など、控除となるものについても金額を計算して記載します。
  3. 所得税及び復興特別所得税の確定申告書Bに控除として記載したものについて、証明書や領収書など提出が必要な書類を、添付書類台紙に貼り付けます。

 

上記の手順を進める上では、市販の会計ソフトを利用したり、国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用すると、画面の説明に従うだけで欄が埋められたり、所得や控除の計算が自動で行われたりするので、大変便利です。

税務署で書類を受け取り手書きで進めると、どこに何を書けば良いのか分かりづらかったり、計算が難しかったり(また、計算を間違えたり)するので、できる限り上記の方法で行われることをオススメ致します。

 

   

白色申告のソフトってある?Excelで可能?

白色申告”用”のソフトというのは少ないです。

これは、平成25年12月までは白色申告の記帳(帳簿を付けて、保存すること)が義務ではなかったことが原因として挙げられます。

 

現時点では、

・やよいの白色申告オンライン(弥生)
・らくらく記帳de白色申告(白黒tv)
・freee(フリー)

といったものが白色申告用のソフトとして出されています。

まだまだ対応会社・ソフトの種類は少ないですが、今後増えていく可能性は十分にあります。

 

また、既存の会計ソフトを利用するだけでなく、Excelで帳簿を付けるということも可能です。

青色申告の場合は複雑な計算や関数を設定する必要がありますが、白色申告の場合は単純な計算式でも十分記帳が可能となっているためです。

記帳開始当初に形を作る手間をかけられるのであれば、Excelで行うのも1つの手でしょう。